シンギュラリティとサイバー、サイバーパンク、サイバネティクス

　最近、シンギュラリティ関係のSF作品が多く目に止まる（トランセンデンス、エクス・マキナ、イヴの時間、etc.）。

　それで、少し、ヴァーナー・ヴィンジ、レイ・カーツワイルのシンギュラリティについて考えていたら「サイバー」という単語が頭に浮かんだ。「サイバー」と聞くと自分などは「サイバーパンク」という言葉を思い出してしまう。この言葉は元々はウィリアム・ギプスンの「ニューロマンサー」という作品からきているらしい（ちなみにこの作品、古典SFの一つであり、とても先進的な作品であるのだが、本当に難解だ.。自分などは今だによく理解できていない。）。
　それで、さらに「サイバー」という言葉を掘り下げて考えてみるとノーバート・ウィーナーの「サイバネティクス」という概念に辿り着いた。1950年台に「人間機械論」を発表していたことに本当に驚いた（偉大な先人の先見性には本当に驚かされる）。

　シンギュラリティとSF作品からは色々な未来の可能性を考させられる。一体、どんな未来がやってくるのだろうか。

ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき

シンギュラリティは近い[エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

人間機械論 ――人間の人間的な利用 第2版 【新装版】

ウィーナー サイバネティックス――動物と機械における制御と通信 (岩波文庫)

サイバネティクス全史――人類は思考するマシンに何を夢見たのか

デジタルネイチャー　生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂