k0b0's record.

Computer Engineering, Arts and Books

イノベーターズ 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

計算機科学の歴史本

 アインシュタインやスティーブ・ジョブズ、レオナルド・ダ・ヴィンチの伝記で有名なウォルター・アイザックソン氏の計算機科学の歴史についての本。書店で見かけて思わず手にとってみた。
 本書は1843年にコンピュータの概念を夢見たエイダ・ラプレスとチャールズ・バベッジの解析機関の発表から始まり、以下の項目の歴史を辿っていく構成となっている。

  • コンピュータ
  • プログラミング
  • トランジスタ
  • マイクロチップ
  • ビデオゲーム
  • インターネット
  • パーソナルコンピュータ
  • ソフトウェア
  • オンライン
  • ウェブ

 私自身、まだ、最後まで読めていないので細かいことは言えないのだが、読み進めて行けば行くほど、普段何気なくが使っている技術やツールに感動を覚えるように思う(このツールの発明にはこんなエピソードがあったのか!?みたいな)。

 本書ではデジタル時代のイノベーションは独創的な一人の天才が起こすものではなく、むしろ、先駆者、ハッカーや発明家、アントレプレナー(起業家)のコラボレーションで起こることを説いている。そのような彼らが、どのような人間だったのか?何を考えていたのか?その創造性のエネルギー源がなんだったのか?を本書では記している。

 計算機科学を専攻する学生あるいは計算機科学の歴史に興味がある人には良い一冊だと思われる(?)。

イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

イノベーターズ1 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

  • 作者: ウォルター・アイザックソン,井口耕二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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イノベーターズ2 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

イノベーターズ2 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史

macOS 10.15 Catalinaの標準シェルはzshだった。

 macOSをバージョンアップしてターミナルを立ち上げたら、以下のようなエラーが発生。

The default interactive shell is now zsh. To update your account to use zsh, ...

 どうやらmacOS 10.15 Catalinaではzshが標準シェルのようだ。
 というわけで、[システム環境設定] -> [ユーザとグループ] からログインシェルを"/bin/bash"から"/bin/zsh"に変更する。
 そして、$HOMEディレクトリに".bash_profile"と".bashrc"に対応する".zprofile"と".zshrc"を作成する。なお、これまでのbash環境では、.bash_profileから.bashrc を呼び出していたが、zsh環境では両方ともシェルから呼び出されるようだ。

ヘネパタ 第6版(RISC-V)

 ヘネパタの第6版(日本語版)が発売したみたい。内容はMIPSからRISC-Vに一新しているようだ。
以下はざっくりとした内容だ(領域特化アーキテクチャとかウェアハウススケールコンピューティングに関しての事が新たな追記されているようだ)。

 そして、このヘネパタはお二人の先生方による最後のテキスト形式の書と言われているようだ。

1, 定量的な設計と解析の基礎
2, メモリ階層
3, 命令レベル並列性
4, データレベル並列性(ベクタ、SIMD、GPU)
5, スレッドレベル並列性
6, 要求レベル並列性(ウェアハウススケールコンピュータ)
7, 領域特化アーキテクチャ(DSA)

コンピュータアーキテクチャ[第6版]定量的アプローチ

コンピュータアーキテクチャ[第6版]定量的アプローチ

  • 作者: ジョン L ヘネシー,デイビッド A パターソン,発行:エスアイビー・アクセス発売:星雲社,中條拓伯,天野英晴,鈴木貢
  • 出版社/メーカー: 星雲社
  • 発売日: 2019/09/25
  • メディア: 新書
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NIOS IIを使った回路構成を変更した後でEclipseで再コンパイルした際に生じるエラー

 NIOSIIを使ったシステムでは回路構成を変更した後で、Eclipseで再コンパイルが必要となるのだが、
普通にコンパイルすると以下のエラーが出る。

エラーメッセージ

Generate the BSP to update the Makefile, and then build again.

To generate from Eclipse:
1. Right-click the BSP project.
2. In the Nios II Menu, click Generate BSP.

To generate from the command line:
nios2-bsp-generate-files –settings= –bsp-dir=

make: *** [public.mk] Error 1

解決方法

 エラーメッセージにも書いているように、BSPプロジェクトを右クリック -> [NIOSII] -> [Generate BSP]をクリックする。
 これで、再コンパイルすればOK。

Nios II Software Build Tools for Eclipseが立ち上がらない。

 Quartus Prime 18.1でNIOS II Software Build Tools for Eclipseが立ち上がらない。

以下のサイトによると、この問題は解決に至ってないみたい。。。
sites.google.com

 Quartus Prime上からではなく、コマンドラインからなら起動できるようだ。
そのためには、以下の下準備が必要。

下準備

$ cd ~/intelFPGA_lite/18.1/nios2eds
$ ./nios2_command_shell.sh 

NIOS II Software Build Tools for Eclipseの起動の確認

以下のコマンドで起動が確認できればOK。

$ ~/intelFPGA_lite/18.0/nios2eds/bin/eclipse_nios2/eclipse

NiosIIがコンパイルできない。:Error: Can't generate netlist output files because the file ${FINE_NAME} is an OpenCore Plus time-limited file

Error: Can't generate netlist output files because the file ${FINE_NAME} is an OpenCore Plus time-limited file

Quartus PrimeでNiosIIのソースコードをコンパイルしたら、こんなエラーが出た。

解決方法

[Assignments] -> [Settings] -> [EDA Tool Settings] を選択して"Simulation"のTool Nameのところを"None"に設定する。

参考サイト

www.intel.com

いろいろと史上最大なCerebrasの巨大チップ 「Wafer Scale Engine」

 Cerebrasが色々と史上最大な巨大チップを開発したみたい。
以下はざっくりとした仕様で、どれも、史上最大らしい。

  • トランジスタ:1.2兆個
  • 面積:4万6225平方mm
  • オンチップメモリ:18GB
  • プロセッサコア:40万個

 ちなみに、プロセッサコアは深層学習向けに最適化されており、各コアは45KBのキャッシュを備えているようだ。
また、入力値が"0"の場合は計算を行わないという疎行列に対応した低消費電力な仕様となっているみたい。

 詳細は以下にて。

jp.techcrunch.com