リブーティングコンピュータ技術:コンピュータアーキテクチャを再定義する。
Rebooting Computer
海外では国が総力を挙げて「Rebooting Computer(リブーティングコンピュータ技術)」を研究しているようだ。これはすなわち、コンピュータアーキテクチャを再定義(創りなおそう)という試みだ。その背景にあるのは、ノイマン型コンピュータにおいての性能向上の限界が原因のようだ(並列処理の限界とか、メモリウォールの話とか)。故に最近、AIチップとかGPUとか量子コンピュータとか、要するに非ノイマン型アーキテクチャを採用した超並列コンピュータが登場している。また、FPGAを用いたオープンソースプロセッサIPコアが多く登場しており、この流れに乗って非ノイマン型アーキテクチャを採用したオープンソースのプロセッサコアIPが多く登場するかも知れないと勝手に想像している。
ムーアの法則(微細加工技術)の恩恵を受けて、ここ数年でコンピュータは飛躍的に性能を向上した。それに加えて、ビッグデータやDeep Learningの登場でノイマン型とは異なるコンピュータアーキテクチャが登場あるいは復活しようとしている。オープンソースプロセッサIPとかRISC-VとかRebooting Computerとか、最近のコンピュータアーキテクチャは色々と面白い。