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Computer Engineering, Arts and Books

ルビィのぼうけん コンピュータの国のルビィ(リンダ・リウカス(著))

コンピュータの中ってどうなっているの?

 最近、児童向けのテクノロジ本をよく見かける。本書もその中の一冊だ。
 本書は主人公ルビィがコンピュータの内部に入り込み、論理回路さんやCPU/GPUさん、OSさんに出会い話を聞いて、いなくなってしまったマウスポインターを探しにいく物語だ。
 論理回路やCPU、OSといったコンピュータに関連あるものを柔らかいタッチのイラストで表現されており、本来親しみずらいものが親しみやすくなったように感じる。また、コンピュータの内部の様々な部品や仕組みが抽象的にやんわりと表現されており、子供達を飽きさせない工夫がされている。

 学生時代、ある先生から「CPUの気持ちを考えてみなよ。」というようなユーモアを聞かされたことがある。恥ずかしながら、学生の頃の自分はコンピュータの中身をブラックボックスとして見ていた(今は少しブロックボックスが透明になりつつある)。

この本を読んでコンピュータの中身をブラックボックスにせず、CPUさんやOSさんの気持ちを考えられる子供が増えるといいなと思う。

ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ

ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ